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ドローン操縦ライセンス制度開始!どんな資格?

ドローン操縦ライセンス制度開始!どんな資格?
近年ドラマや映画の撮影、森林の管理、レースなど様々なシーンでドローンが使用されています。少しずつ注目が高まり、ドローン操縦者も増えてきている中、とうとうドローン操縦の国家資格が誕生することが決定しました。
今回は、ドローンの国家資格について解説していきます。

ドローンとは
ドローンは、無人の遠隔操作もしくは自動操縦で飛行することが出来る重量200g以上の機体のことを指します。元々は軍事用の言葉で、無人航空機や船舶のことを総称してドローンと呼んでいましたが、一般に普及し始めたことで、前述の定義が誕生しました。
ちなみにラジコン=ドローンと思われがちですが、200g以下のものをラジコンと定義したり、プロペラの数(ドローンは4つ)で使い分けたりするケースがあります。

ドローンの操縦は難しいの?
ラジコンを操縦したことがある人はご存知かもしれませんが、ドローンの操縦にはある程度技術を身に着ける必要があります。離着陸、ホバリング、前後左右への移動など基本的な操縦をしっかりと身に着けるだけでも、ドローンがスムーズに動いて綺麗に見えます。
上手にドローンを飛ばすためには、コツをつかむ良いのですが、独学では難しいと思う人も少なくはないでしょう。その場合、ドローン操縦を学ぶことが出来るドローンスクールに通うかドローン操縦が上手な人に師事するといいでしょう。

ドローンに資格はあるのか?
これまでドローンは、航空法で定められたルールの下、自由に飛ばすことが出来ます。ドローンの操縦に免許はなく、民間資格のみでした。
しかし、2022年12月にドローンの免許制がスタートすることが予定されています。
無人航空機を飛ばすために必要な知識と技術を持っていることを証明する制度で、実際にドローンを操縦する実地試験も行われます。
試験は学科試験と実地試験があり、学科試験は、一等資格70問・二等資格50問の三肢択一式で行われ、合格後は2年間資格が有効になります。試験科目は、操縦者の行動規範、関連規制、運行、安全管理体制、限定に係る知識等です。
実地試験は、飛行前のリスク評価や手動操縦、自動操縦、緊急時対応、飛行後の記録等を試験します。

登録制度の義務化と対象の拡大
今回ドローン操縦の免許が誕生するのに先駆けて、ドローン機体と操縦者を紐づけるための登録制度が2022年6月20日施行されました。操縦者の氏名や住所と機体情報を登録し、登録記号を表示する必要がある制度です。また、これまでは200g以上の機体が対象でしたが、範囲を拡大して100g以上の機体を対象とします。
この制度により、未登録で期待を飛行させた場合には、懲役1年以下または50万円以下の罰金という罰則が出来たので、注意が必要です。

ドローン操縦の飛行形態
ドローンの飛行には、レベルが4つ設定されており、

レベル1:目視内での手動操縦飛行
レベル2:目視内での自動・自立飛行
レベル3:無人地帯における目視外飛行(補助なし)
レベル4:有人地帯における目視外飛行(補助なし)

この中でレベル3までは、現行法で飛行させることが出来、レベル4に関しては飛行不可でした。しかし今回の免許制度が施行されることで、レベル4の飛行が可能になり、これまで以上にドローンの活用場所が増えていくことが考えられます。

まとめ
以上、ドローン操縦の免許制度について解説しました。
ドローン操縦の免許が誕生することで、ドローンでの危険操縦が減り、飛行可能場所が増え、これまでよりも多くの現場でドローンが活用されていくことが期待されます。また、免許により専門の職業がより脚光を浴びるようになるかもしれません。ドローン操縦に興味のある方は、ぜひ免許取得を目指してみてください。

ドローン操縦ライセンス制度開始!どんな資格?